02.03.05:03 [PR] |
07.07.15:06 記号化 その1 |
好きな画家、レジェの話はしたことがあります。キュービズム時代の、ピカソ、ブラック、そして野獣派と呼ばれた、フォビズムのマチス等、、彼らの作品の中でも、記号化されている、、デザイン化、されている絵が好きです。あきらかに、自分の好みではあるのですが、日本人って、好きなんですよね~なぜ?って考えてたら、長くなっちゃった(笑)
キュービズムの前に、印象派、モネの「日の出 印象」(上)から呼ばれているらしいが、当時のヨーロッパ絵画は、「大事なモノしか描かない」という約束事がありました。あたかも本物のように描く事が重要だった。だから、昔の画家は、知識人だったりする。ダビンチ、、彼は天才なのかもしれないが、科学者だったりする。
記号化の始まりは、パリの万博のころにジャポンブーム、、(うる覚えで間違っていたらごめんなさい)があり、写楽や北斎の版画を見て驚いたわけですよね。ゴッホなんかの模写は有名ですよね。絵画イコール写実、、もちろん日本の伝統の中に写実が無かったわけではないけれど、西洋の遠近法による写実には日本人がビックリしたわけですから、やはり違っていたのでしょう。
で?、なぜ日本人は記号化されていることが好きなのか?
ピカソ
テレビゲームのこんな話を聞いた。日本では、
「グラフィックを重視しないゲームがヒットしている」らしい。
(ここでいう、グラフィックは、立体的、写実的と思ってください。)
なぜ、日本では、グラフィックを重視しないゲームが、ヒットするのか。これって、絵画でも同じなのでしょうね。日本の文化が、影響しているというか、そのこと自体が文化なのでしょうけど(笑)
日本という文化は、もともと、「グラフィックを記号化する」ことに長けている。グラフィックが記号化されても、その記号を、違和感なく受け入れる文化を持っている、と思うのです。
日本語の成り立ちを考えてみると、日本語って、もとは、象形文字ですよね。「山」という漢字は、山の形が、そのまま文字の形になった。「グラフィックが記号化されている」 日本語のベースとなる漢字は、こうした「グラフィックの記号化」の後に、誕生しました。そして、漢字の形状を崩し、「ひらがな」が作られました。たとえば、「安」が「あ」になったわけです。漢字の一部を取り、「カタカナ」も作られました。「伊」の左だけを抜き取り「イ」が作られました。
※ つづく
moji
2007年07月09日月
私は小学生の頃、漢字のなりたちの途中経過の絵(象形文字)が好きでした。ロマンがあります。
文字の多彩さ・数多さは日本語がダントツなのではないでしょうか?漢字→ひらがな→カタカナ・・・すごい文化ですよね。同じ言葉でも文字を変えるだけでニュアンスも変わるし・・・他にそんな外国語ってあるのかな?
トンパ文字も面白いですよね?象形表意文字って言うそうです。ほのぼのとしててかわいいです。
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