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  • 04/26/17:03

01.21.14:54

マレーシアという国 その1

マレーシアって、東南アジアの中でもそれほど興味をそそる国ではないですよね?
観光地としての人気で考えても、近くから、韓国、中国、香港、台湾、タイ、シンガポール、フィリピン、ベトナム、カンボジア、インドネシア、そして、マレーシアでしょうか?
 
観光資源が少ないことも事実なのですが、観光資源が少ないことと住みやすいことは、まったく関係が無いようです。福井の観光資源も、、少ないですもんね(笑)
 
私が小さい時に習ったことといえば、ゴムの栽培と、天然ガスや、鉱物資源、農作物、ってイメージでした。その後、マハティール首相のもと1980年代から工業に力を注ぎ、今では先進国入りを目指すまでに成長しました。私の会社も、お客様のマレーシア工場稼動にあわせ十数年前から、度々訪問することになりました。
もう、20回弱訪問していると思います。
 
マレーシアの特徴はなんと言っても、その民族、言語、宗教にあります。
人口2600万人の内訳は、マレー系66%、中国系26%、インド系8%ととなり、
それに合わせ、言語はマレー語(国語)中国語、タミール語(インド系)英語、
宗教もイスラム教(連邦の宗教)、仏教、儒教、ヒンドゥー教、キリスト教となります。
 
ということからも、マレーシアは基本的にはマレー人の国で、イスラム教です。ただ、上記の条件がプラスに作用したことで、現在、もっとも成功しているイスラムの国だといえます。ただし、そこには華僑と呼ばれた、中国系の人々の商才によるところも大きく、60~70%の経済を握っているといわれている。
 
ここで、マレーシアの歴史を遡ってみると、1400年代にマラッカ王国が建国されるも、その後、ポルトガル、オランダ、イギリスに占領される。1941年には日本にも占領される。イギリスの植民地から1957年に独立。つい最近の話です。1965年にシンガポールが独立し、現在のマレーシアになったわけですから、私が生まれていた時の話ですね。イギリス時代から、ゴムの栽培、鉱業などの労働者として、中国人やインド人が入ってきた。
 
余談ですが、25年ほど前にサウジアラビアへ発電所、変電所建設プロジェクトのために半年ほど滞在していた時も、ワーカーは、インド人でインディアンって呼ばれていました。商店などでは、中国系、韓国系の人も多く働いていました。現地で買い物などをしていると、「チャイニーズ?コリアン?」って聞かれ、「ノー ジャパニーズ」というと、態度を一変させた。。。日本の国力、経済力に感謝する瞬間でした。中国系、インド系の人たちは世界を又に駆けて仕事を求めているということで、ここマレーシアにもいるわけです。
 
シンガポールは、7割近い人たちが中国系であるはずなのに、中国色を薄めることで、民族紛争をなくし、結果中立言語である英語が共通語となって成功していますが、マレーシアは、経済を中国系に握られていることから、政府はマレー人を優遇してバランスを取っています。過去には、中国系とマレー系の争いも在りましたが、現在では上手くいっているのではないでしょうか?学校では、マレー語を国語とし、英語、中国語が話されています。中国系の人たちは、3ヶ国語を話す人たちが多いです。
中国でのビジネスには強いな~っていつも感じます。
 
ただ、ビジネスでは中国系の人と話すことが多く、彼らを私達が想像する「華僑」のイメージ。。中国の伝統を重んじている。同郷の結束が固い。商才がある。
ですが、マレーシアにいる中国系の人たちは、英語を話し、外資系企業に勤め、西洋的な生活をしている、中国人では、もはや無いように感じます。

 
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